2010年3月20日土曜日

家庭文庫

子どものころから本が好きで、
大きくなったら何になるの?
という質問に対しての答えの一つが
「ほんやさん」と言う幼児期から小学校を過ごしました。

いつまでも本が好きで、
本の山の中にいたら幸せの様な時期もあり、
本をまとめて捨てることができない人です。

そんな私はある時「家庭図書館」をされている方を紹介され、
近所の子どもたちにときどき自宅を開放されているのを見て、
なんて素敵なんだろうと思いました。

いつか年を取ったら・・そんなことがしたいと思いながら、
10年前に自宅を建てた時に、
目標は「私設公民館」などといって、
年に何度も、人を呼んではいろいろな話をして
(夫は研究技術者なので、
集まる人たちはその道の人たちが多く、
そこで語られるのは・・サイエンス・・
あーーこれがサイエンスカフェ?かも)
いました。

そのうち年の離れた3番目の子どもが生まれ、
そうこうしていると、上の二人が受験期に入り・・
だんだん人が集うことがなくなりました。

そして、第3番目が10代突入1年前になり・・
いよいよ家の中を再構築しなければならなくなりました。
実は本が作りつけの本棚に収納できず、
収納場所もどんどんなくなり・・。
娘も自宅通学の大学生となり、
道具が爆発的に増えてきたのです。

再構築するにあたって、
まずは本の収納場所・・
家じゅうに散乱している本をまとめ、
図書コーナーを造ろう・・
だったら・・まだ老後じゃないけど、
家庭図書館を始めたいな・・。

実を言うと、地域の子どもたちや親御さんの感じが急激に変化してきて、
一回り違う上の子たちの時代と・・何かが変わり始めている。
お金を出して受験のためだけの学習をしている地域の子どもたちに憂いを感じていて
(数年前まで私塾を開いていたけれど・・急激に変わっていく子どもたちと親御さんの様子に、
私塾では限界を感じ、今は遠くの私立の学校現場に非常勤でかかわるようになりました。
さらに非常勤でも限界を感じていて、今年度からはできるだけ地域に近い公立で、
できれば常勤講師で、ひそかに採用試験を受けよう計画しています。
第三子が中学に進むころにはなんとかしたいものですが。)

学ぶことの素晴らしさ、楽しさを伝えること。
本当の科学リテラシーを身につけるには、
科学の本を中心とした、家庭図書館で実験遊びや工作遊び、自然遊び、観察会などを
並行して細々と定期的に行っていくのがいいんじゃないかなと思い始めました。

こんなことが考えにまとまる少し前に
自宅から7kmのところに
理科ハウスを始めた方がいらして・・理科ハウスを訪れるたびに、
自分にできることは何かと思っておりました。
そして・・自分の中で一つの考えがまとまりました。

この昔から文庫がある「金沢文庫」にあたらしい家庭文庫を造ろう。

金沢おひさま文庫(仮)(昨年太陽光発電を屋根の上に積み増した・・それでうちは
「おひさま発電所」と言う名前で、登録しています。)を始めよう。

その始まるまでの日記や覚書を・・このBlogにつづっていきます。
よろしくお願いいたします。

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